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MILANO‘S REVIEW

MILANO‘S REVIEW

『NARUTO』

いろいろ好きなトコロはあるけれど


一番好きなのはカラーリングだってばよう!!

はい~~~。

私のWJ遍歴は

『HUNTER×HUNTER』→『ワンピース』→『テニプリ』→『ヒカ碁』→なのですがね

もとから、WJのコミックス売り場で、平積みになっているこのマンガの表紙を見る度に、

「色めが好きだな~~」
と、思っておりました。鮮やかだけど、少しくすんだ和テイストな色ですね。


それでシリーズ全部を買って読んで見たのでした。


感想といいますか、まず、

■マンガ(家)としての位置付けが

ワンピの尾田さんと同じ位絵が上手くてセリフのセンスがあるグループに入れました。私の脳内で。

子供達の会話は、わかり易くて直接的なんですが、大人達がイイ味の会話をしているのですよ。大人がイイ味出してるんですよね~~~。


■ついでに、キャラ話をしますと、
シカマルも好きだけど。シカマル父も良いし、エロ仙人もイイ。
もちろんカカシ先生もいいですけどね。
いのしかちょう親トリオ等そうですが、あれほど魅力的なおじさんは、久しぶりでした。

腐女子的萌え~なのは、あまりいなくて、悪役カブト君くらいですね。
(やっぱりメガネ好きです~)
ああ、あと、ワンピのサンジくんがアルバイトで演ってるような、綺麗系の長楊枝を加えた上忍サン(試験管つか、審判だった人)

子供キャラ達も、個性がちゃんと書きわけられていて、
どんな端役も丁寧に描かれている辺り、ドカベンの水島先生を思い出します。
水島先生、「どんな端役も丁寧に描いておくと、あとで話が深くなるんです」
と、おっしゃっていましたが、正に今、キリマルとチョージの話がそれですよね。

■ストーリー的には、少年マンガの正統派だと思います。
一応、ナルトには九尾のキツネが乗り移っているわけで、その点、ある意味『天才』であり、今流行りの『血や才能で勝つ』路線(テニプリのような)とも言えますが、
でも、技を覚えるために、しっかり、ボロボロになるまで練習していますしね。
『天才』のカカシ先生だってちゃんとトレーニングしているし、
だいたい、『リー』のような努力キャラを肯定して描けるということが
『血と才能路線』だけではないという証ですよね。

話としては、波の国でのエピソードも好きですし、
中忍試験の『死の森』辺りの話が好きですね。
黒いカブトも沢山でていますし。

あとは最終選考でのテマリとシカマルの戦いです。


■絵的には、さきほども言いましたが、腐女子萌えする絵ではありませんが
とても上手いと思います。
効果的な構図等を研究して、ネームも色々描いてらっしゃるようですね。

特に、単行本には、作者の『マンガ家への道』とでも題をつけられるエッセイが

載っているのですが、これがおもしろいです。

高校時代から、マンガ家になろうとしっかり思って、色んな作者の絵の研究をしたり、反対に、自分だけのオリジナリティを出そうと努力したり、大学も美大に入って絵の具を買うお金を惜しんでマンガを描いていたという、それこそ正統派青春グラフティなので、皆様にオススメですよ!!!これは!!!


■ついでに言いますと、同人誌のアンソロは、ショタ系が多くて辟易したので、
コミケで買ったのは、カラダの良い(爆笑)『さんなすび』さんでございます。ケッコウオススメ。


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